事前相談が大事とはいうものの・・・

 以前から、事前相談は大事です、いざという時は、バタバタしていますし、心穏やかではない状態で事態を進めていかなければなりません、と広告やインターネットに載せたりしています。しかしながら、お客様の立場からしましたら、葬儀社に行き、見積り等を決めてしまったら、その人の「死」を『認める』ことになってしまうのではないか、という思いに苛まれ、葬儀社に事前相談とはなかなかいかないようです。

 以下の文章とデータは、2014年2月17日 鎌倉新書さんの「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果の中の2番目の「お葬式と葬儀社のこと」という項目をそのまま抜粋させて頂きました。
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2. お葬式と葬儀社のこと
【約半数が没後 2 時間までに葬儀社を決定】
葬儀社を決めるまでにかかった時間は、「没後 2 時間未満」が 26.6%、次いで
「生前に故人と葬儀社を決めていた」が 23.5%。約5割が、故人がお亡くなりに
なってから2時間までに葬儀社を決定している。
葬儀社を決めるまでの時間
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 約半数の方がお亡くなりになられてから2時間未満に葬儀社を決定しているというデータです。

病院では「これからエンジェルケアをしますが、お葬儀屋さんはお決まりですか?今の間に、お迎えの時間など手配しておいて頂けますか?決まっていなければ、当院が提携しています葬儀社さんに来てもらいますが?」 

とこのような会話がいざという時に看護師さんから言われるのではないでしょうか。今から何をしたらいいかわからない、どこの葬儀社にしよう、自宅に連れて帰れるのか、遺影写真??決めることがたくさんあります。どうして不安になるのかと言えば、やはり、何からしたらいいのかわからないからではないでしょうか。

 ですが、意外と葬儀社は色々なケースに対応してくれます。何も決めていなくても、ご安心ください。しかし、以下の点だけは先に頭の中で決めて頂きたいところです。
1  寝台車で病院にお迎えに行きますので、故人様を「どちら」にご安置されるのか。(葬儀会館?自宅?うちはマンションなので連れて帰れないかな~、など)
2  できれば、事前に宗旨宗派などを確認しておいて頂きたいと思います。(うちは神式?仏式?真言宗?禅宗?西?東?なんだっけ?または自由葬でしたい!音楽葬がいい。などいろいろあるとは思いますが。)

 事前相談にどうしても抵抗があったとしても、いざという時、搬送させて頂いて故人様をお布団にご安置させて頂いたあと、気持ちも少しは落ち着くのではないでしょうか。そこから、ご遺族様の呼吸を意識しつつ、少しずつ打合せをしていきます。いや、その前に枕経でしょうか、いや、死亡届か?遺影写真を探さないと!こちらが焦らせたらここに書いてる意味がありませんね。申し訳ございません。

 何をしたらいいかわからなくなっても、ただひとつだけ決めておくとしたら、「どちらにご安置させて頂くか。」だけを決めておいてください。まずはそれだけでけっこうです。