全国の平均お葬式費用とは?
お金の豆知識
葬儀社として、全国の平均のお葬式費用を把握しておくべきだと思います。以前から事あるごとにTVや雑誌で掲載されているアンケート調査は日本消費者協会調べの2007年に行われた前回調査における231,000,000万円。2010年に行われた同協会の調査では、全国平均で1,998,861円とのことでした。
どうもこのような金額が信じられず、(高過ぎるんじゃないの!?)少なくとも、弊社では、このような規模のお葬儀は滅多にありません。(会社経営の現役の方がお亡くなりになられて、大規模なお葬儀にでもならないと・・・。)
それでも、この日本消費者協会の全国平均金額231,000,000万円という数字。全国の葬儀社さんは、「全国平均はこれくらいかかるんですよ」とでもお客様に説明してるのでしょうか。実際のアンケートの調査対象者の数や、お住まい(土地柄)にもよってその平均金額は変わってくるでしょうし、その上、回答する側の見栄などもあるなど聞いたことがあります。毎日、お葬儀に携わっている者として、このアンケート調査の金額は、この現代ではやはり信じ難いのです。
弊社が提携させて頂いている葬儀ポータルサイト「いい葬儀」の鎌倉新書さんの「いい葬儀 第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見ました。平均金額が「お葬式そのものにかかる費用」と「飲食にかかる費用」「返礼品にかかる費用」など各項目が分別されていたので、やはり永遠のテーマなのでしょうか。いったいどこまでを『葬儀費用』というのでしょうか。葬儀社側としては、いい葬儀さんの言う「お葬式そのものにかかる費用」がうちの葬儀代金です、と主張するでしょう。ですが、お客様の立場からしたら、飲食費も返礼品(粗供養品)も、または宗教者への御礼(御布施)なども葬儀代金として計算されるかもしれません。
一昔前の葬儀社の広告では「葬儀一式○○万円」と掲載されています。「葬儀一式」とは?お客様からしたら、葬儀一式というからには、葬儀の全てでしょう、と主張されるかもしれません。しかし、葬儀社はそうではありません。チラシには「飲食費は別途」、「宗教者への御礼は含まれません」と記載されます。なぜ、そのように掲載するのでしょうか。葬儀社側からしたら、御料理は御料理屋さんにお支払い頂く代金であり、宗教者への御礼はお寺さんなどにお包みするものですので、うちとは関係ありません、となるのです。つまり、お客様に「高い!」と思われたくないからでしょう。『葬儀総額○○万円』とは、どこの葬儀社も掲載しません。
弊社では、いっそのこと全額を表にまとめて表示してみては?ということで、事務所の全プランのパンフレットはA4サイズで乗りきる項目を表にしてまとめて展示しております。WEBサイトでもそのようにしています。少しでもお客様にわかりやすいように表示するにはどうしたらいいのでしょうかと、日々考えながら・・・。
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