紅葉山葬儀社協賛、ABCホール「目頭を押さえた」会館取材
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今回、ある劇作家さんから、葬儀に関する知識や舞台設備など大道具、小道具の協力依頼をお受けいたしました。その関係から朝日放送(ABC)で、毎週木曜日の深夜に放送されている、イベント情報番組「スタンダップ」という番組から、取材協力を依頼されました。
お時間ございましたら、是非ご覧ください。
あらすじ
江戸時代から林業を生業としてきた香茨山の山間にある集落、人見村高木地区。住民全員が例外なく「田舎」と称するこの土地で、「葬儀」を巡っていがみ合う二つの家族があった。
伝統的な葬儀を守ってきた中谷家と、小さな葬儀社を開業した杉山家。
高木地区では、季節労働である林業に携わる者が葬儀の取り仕切りを行なうことになっていて、現在この地で唯一林業を営む中谷家が長年に渡って「年行司」(葬儀を取り仕切る役)を務めてきた。その伝統的な葬儀の特徴のひとつに、「喪屋」という建物で通夜および葬儀を執り行うことがある。これは、死を「穢れ」という伝承から来ており、穢れを隔離する目的があった。
一方、杉山家は、亡妻の故郷であるこの土地に8年前に越して来て、小さな葬儀社を開業。現役世代のニーズに併せた「家族葬」や「直葬」といった都会的な葬儀を持ち込んだ。
古きを守る中谷家、新しきを取り入れた杉山家。主に中谷家の家長からの強い嫌悪が杉山家に向けられ、二つの家族は徐々に溝を深めていった。
この二つの家庭にはそれぞれ高校生の娘がいる。彼女らはこの村唯一の同級生で、父親同士のいがみ合いなど気にすることなく、幼い頃から仲良く過ごしてきた。よく喪屋を秘密基地にして遊んで叱られたものだ。しかし、思春期を迎えた二人は同時に高校の男性教諭に恋をして、少しずつその関係にひずみを生じさせる。そのことをきっかけに、この二家族の関係は修復不可能なものになっていくのだった…。
小さな田舎に生きる無名人たちの意地やプライドを、労働や生活や恋愛を通して観測。この土地におけるセンセーショナルなドラマは、抱え難い哀しみに、ほんのり希望を添えてくれるかもしれない。
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