一心寺でのご納骨について
納骨
葬儀の豆知識のカテゴリーに入っていたブログですが、こちらのもみじブログに設置しておきます。コロナ蔓延の頃の一心寺ですが、また更新の為一度行って見ないといけません。
一心寺での納骨手順
前回は2016年に一心寺を取材しました。今回、コロナが蔓延していることもありどうなっているのか少し立ち寄ってみました。どちらもコロナ対策で大変です…紅葉山会館もコロナ対策や無料オンライン葬儀など柔軟に対応しております。詳しくはコチラへ ↓
やはり、コロナ感染防止の対策を行っております。後で書きますが、本堂への入場制限も行っているようです。
おせがき法要も中止されているそうです
一心寺では年中無休で“おせがき”を行う常施餓鬼法要を営んでいます。「おせがき」とは餓鬼道に堕ちて苦しむ一切の霊(三界の万霊)に食物などを供養することで、その功徳が巡り巡ってご先祖に至る(回向される)という尊い仏事。
一心寺WEBサイトより
納骨の受入れ制限を実施
この他、当時と変更があるとしたら、納骨の受入れ制限を実施したことです。令和3年1月1日から実施しています。詳しくはこちらの記事に書きておりますので参考にしてください。(一心寺の納骨壺の大きさ制限について)
一心寺では明治20年より、納骨されたお骨を粉末凝縮化して練造した仏像である「お骨佛」を10年ごとに造立、供養し現在に至っております。
この「お骨佛」については明治20年当初より、ご遺骨の一部である「分骨」を以て造立する慣習でありましたが、世相の変化に合わせ胴骨(全骨)も受入れてまいりました。
しかし近年、胴骨(全骨)と改葬納骨が増えたことにより、お骨の総量が急増し「お骨佛造立の限界」を超えんとしている事態が深刻化しております。
この為、令和3(2021)年1月1日以降、納骨の受入れを下記の通りとさせて頂きます。
誠に申し訳ありませんが、一心寺の「納骨とお骨佛造立」を将来にわたって継続するため、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
一心寺WEBサイトより
納骨制限を回避するための対策
一心寺さんは「お骨佛のお寺」として有名で人気が出過ぎてとうとうお骨の受入れ制限を実施してしまいました。紅葉山葬儀社でも葬儀の後、お骨をたくさん拾われてしまい、一心寺に納骨しようと思っていたのにどうしよう?と困っていらっしゃる方がけっこういらっしゃいます。
対策① 納骨制限のない近くの歴史ある「四天王寺」さんで納骨をする。
四天王寺での納骨についての記事はこちら(四天王寺での納骨について)
対策② 収骨したお骨を一心寺の受入れ制限可能サイズまで縮小する。
お骨を小さくできるサービスの記事です(ご遺骨サポートこころでお骨を縮小してきました)
代々、一心寺に納骨されているご家族はご葬儀後のご収骨の際、お骨壺の大きさには十分注意してお選びください。また、大きさを一心寺の受入れ可能サイズまで粉骨できるサービスもありますのでご活用ください。
ちなみに、紅葉山葬儀社では一心寺の骨壺制限に対応の骨壺3寸もご用意できますのでお気軽にお電話ください。
他にもおすすめ納骨場所があります。例えば「中山寺」さん。子供の命名で有名なお寺ですが、納骨も受け付けていらっしゃいます。
2016年 当時の一心寺での納骨手順
先日、紅葉山会館で御葬儀をされたお客様と天王寺にある「一心寺」さんにご納骨をお供させて頂きましたので、その様子を掲載いたします。
一心寺さんには駐車場がなくなったとの看板が出ておりました。公共交通機関をご利用ください。今回は、近くのコインパーキングに車を停めて歩いて入口まで来ました。山門に向かいました。黒い石壁の格子状の形はお釈迦様のお骨を祀ると言われている「サンチ―の仏塔」に現存するインド古代の様式だそうです。仁王さんは仏教の守護神で仏敵に対する攻撃と守りを表しているとパンフレットに記載されています。
中に入るとすぐ右側に受付所がありました。
申込み用紙が2種類ありまして、青色が永代供養で白色がご納骨のみの用紙とのことです。死亡年月日と戒名(法名)、本籍を記入しないといけないようです。
申込用紙に記入して、受付所に進みます。
受付所で申込み用紙と包んでいるお骨を見せます。受付の方が戒名などをおせがきの経木(お札)に書き写して左に進んでくださいとのことでした。納骨料をそちらでお支払いするそうです。納骨の料金はお骨箱によって変わります。今回は15000円くらいだったと記憶しております。その後、大本堂へお進みくださいと案内されました。
追記(2021年)
現在、コロナ感染予防対策のため、受付をされた後はこちらの「日想殿」で順番をお待ちいただくようになっているようです。
順番が呼ばれたら本堂に案内されます。
靴はビニール袋(配布されます)に入れて本堂へ上がります。今回は平日でしたので、左側のみで法要されていました。受付けでもらったお札とお骨を台に置いて呼ばれるまで待ちます。正面の御本尊の裏側に入口があり、後ろの通路から納骨堂の方へ案内されます
既存の左側の納骨堂が手狭な状況なので右側に新しい「お骨佛堂」が平成23年に出来たそうですが、平成29年予定のお骨佛は「納骨堂」に安置されるそうです。今年、納骨をすまされた方は、来春4月26日、27日に「年次納骨供養大法要」を執り行うそうです。納骨施主代表者様(受付された方)には、そのご案内のハガキが郵送されるそうです。その後、次期骨佛開眼までとくにご案内はいたしません。お盆、お彼岸などには随時お参りください。とパンフレットに記載されていました。
次期骨佛開眼は2017年初夏に造立されるそうです。
一心寺パンフレットQ&A
パンフレットに記載されていた Q & A がお役にたつかもしれませんので転記しておきます。
Q 納骨するには予約が必要ですか?
A 予約は出来ません。年中無休で朝9時から夕方4時まで受け付けていますので随時お越しください。(大晦日は午前11時で受付終了)
Q 一心寺と宗派が違っても納骨できますか?
A 一心寺は浄土宗のお寺ですが、宗派を問わず納骨をお受けしています。但し、一部の他宗派の方の納骨はお断りさせていただくことがあります。
Q 納骨するには何が必要ですか?
A 火葬許可証(証明書)を提出していただきます。紛失された場合は役所で再発行してもらってください。分骨の場合は、先に納めた墓地等の管理者が発行する焼骨埋(収)蔵証明書、または分骨証明書を提出して下さい。(提出類はコピー不可)
Q 田舎のお骨の遺骨を納骨できますか?
A 可能です。但し、現在納めておられる所の役所が発行する「改葬許可証」が必要です。遺骨は天日干しなどして乾燥させてください。土葬の場合は火葬(役所、葬儀社にご相談下さい)してからお納めください。
Q ペットの納骨も出来ますか?
A お断り致しております。
Q 納骨時の服装は?
A 特に決まりはございません。あまり華美にならなければ結構です。
Q 永代供養とはどうゆうことでしょう?
A 亡くなられた方の祥月命日(年一回)のお供養を、永代にわたり勤めさせていただきます。納骨とは別にお申込みが必要です。お申込みから三十三年間はご案内のハガキをお送りいたします。
Q 法要をお願いできますか?
A 常施餓鬼法要と特別法要(大施餓鬼法要)があります。常施餓鬼法要は毎日受付ています。予約は出来ませんので午前9時から午後4時の間に随時お申込み下さい。特別法要は予約が必要です。電話でお問合せ下さい。
また、各宗派の本山納骨特集という記事も参考にしてください。全宗派揃っていませんが、行けるところは頑張ります(^^)
その他、各納骨ブログをご紹介いたします(^^)/
真言宗 本山
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